「この1試合だけで日本開催で良かったと…」 W杯V英名将が感銘を受けた日本戦とは
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は南アフリカの優勝で幕を閉じた。英紙「デイリーメール」は記者、識者の5人が大会を振り返る座談会を実施。その中で「日本の記憶」として、ホスト国の日本について思い出を明かした一方で「お気に入りの試合」「ベストトライ」「トッププレーヤー」などについても語り、日本にまつわる話題も続々と挙がった。
英紙が座談会を実施、名将ウッドワード氏が挙げたベストゲームは…
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は南アフリカの優勝で幕を閉じた。英紙「デイリーメール」は記者、識者の5人が大会を振り返る座談会を実施。その中で「日本の記憶」として、ホスト国の日本について思い出を明かした一方で「お気に入りの試合」「ベストトライ」「トッププレーヤー」などについても語り、日本にまつわる話題も続々と挙がった。
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「お気に入りの試合」の項目で日本戦を推したのは2人もいた。それは1次リーグ最終戦のスコットランド戦だ。台風19号の直撃で開催が危ぶまれながら実現にこぎつけた一戦について、ニック・サイモン記者は「熱量が高く、感動的だった。ボランティアは台風が通過した後の数時間後にスタジアムに駆け付け、清掃活動を行い、試合を実現させた」と尽力を称賛した。
試合はティア2の日本が格上のスコットランドを上回り、日本が28-21で勝利。史上初の8強進出を決めた。「今大会で最も小柄な部類に入る日本代表だったが、その持ち前のスピードは体格差をカバーでき、上回れることを証明した」と番狂わせが起こりにくいといわれるラグビーで日本が示した価値を称えた。
また、03年大会でイングランドを率いてW杯初優勝に導いたウッドワードヘッドコーチ(HC)も日本―スコットランド戦を選出。「これは台風が直撃した後に開催されたことすら驚きだったが、繰り広げられたラグビーは輝かしく歴史的な試合となった」とした上で「この1試合だけでW杯を日本で開催して良かったと思えるような試合だった」とまで言い切った。