ESPNが脚光「家族のもとに何とか届くことができた瞬間」

　ガルセス氏はどうやってスタンドの壁を越えたのか――。家族との美しい瞬間を実現させたのは2人の副審だった。まるでラインアウトのような形でそれぞれが主審の足を持ち上げて、しっかり支えていたのだった。

　ESPNスクラムでは「同僚による最高のリフトアップ。土曜日のワールドカップ決勝で仏史上初のレフェリーとなったジェローム・ガルセスが家族のもとに何とか届くことができた瞬間」というメッセージで報じていた。

　様々なエピソードを残したラグビーW杯。黒子役として支えたレフェリーも感動のフィナーレを迎えていた。