大坂なおみを勝者と勘違い 「大会史上最も愚かな質問」に大人な対応が米話題
大坂が答えたひと言とは? 記事は「快進撃から彼女の敗戦に気づかず…」と記述
「いえ、勝てませんでした」
大坂は間違いを指摘するわけでもなく、大人の対応を披露。その後は失意の涙を流す場面もあったが、会見を全うしていた。
今大会は1回戦で前回女王の世界6位・アンゲリク・ケルバー(ドイツ)という大金星でインパクトを与え、勝ち進んだ。「愚かすぎる質問」と指摘した記事では「この大会は彼女にとってキャリアのハイライトとなっており、その快進撃から記者も彼女が敗戦したことに気づかず、試合を見終えていたようだ」と記している。
ある意味、大坂が鮮烈な印象を残していたことの裏返しでもあるが、決して許されていいことではない。しかし、まだ19歳が演じた振る舞いは立派なものだったと言っていいだろう。
今大会は2回戦で集中力を欠いた理由について、練習からテレビCMが頭から離れなかったことを会見で告白し、米メディアから「抱腹絶倒」と天然なキャラクターが脚光を浴びていた。
コート上で見せたあふれる才能ばかりでなく、会見で見せた個性も今大会、「ナオミ・オオサカ」を印象付けるひとコマになったようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer