NZが意地の3位へ、28-10で前半リード 4トライと圧倒、ウェールズは後半逆襲なるか
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は1日、東京スタジアムで3位決定戦が行われ、世界ランク3位のニュージーランドが同4位のウェールズと激突。前半は互いの意地がぶつかり合い、ニュージーランドが4トライを奪って28-10とリードして折り返した。
一時はウェールズが4点差まで迫る善戦
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は1日、東京スタジアムで3位決定戦が行われ、世界ランク3位のニュージーランドが同4位のウェールズと激突。前半は互いの意地がぶつかり合い、ニュージーランドが4トライを奪って28-10とリードして折り返した。
ウェールズのキックオフで始まった前半。開始早々の3分、ニュージーランドが敵陣22メートルでペナルティーを獲得し、SOモウンガがペナルティーゴール(PG)を蹴ったが、ボールはゴール右ポストを直撃した。跳ね返ったボールをキャッチしたウェールズは反撃のキックを敵陣に蹴り込むが、これをニュージーランドのCTBクロティが捕球。パスを受けたFBボーデンがゲインし、右にラックを作ると、ここから中央に展開。最後は1番PRムーディーがゴール右横にトライ。モウンガのコンバージョンが成功し、怪我の功名から7点を先制した。
ニュージーランドは、12分には敵陣22メートルからマイボールのラインアウト。やや乱れながらもボールを確保すると、左から中央へ連続攻撃で展開し、ラックからサイドを突いたモウンガから見事なクロスパスを受けたFBバレットがゴール下に回り込んでトライを決め、14-0とリードを広げた。
だが、ウェールズも攻撃的な姿勢を崩さない。敵陣20メートル付近でペナルティーを得ると、PGを狙わずにキックを選択。敵陣ゴールライン手前での攻防を繰り返すと、19分にゴールポスト正面のラックから左へ展開。飛ばしパスを受けたFBエーモスが切れ込んでスペースを作り、そのままトライに繋げた。SOパッチェルのコンバージョンも決まり、これで7点差となった。その後も主導権を握り続けたウェールズは、敵陣でペナルティーを獲得し、パッチェルがPGを決めて3点を返した。
だが、32分に敵陣へ攻め込んだニュージーランドは、WTBスミスがトライを決めて、再び21-10。前半終了間際にもWTBスミスがトライを決めてリードを広げた。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)