イングランド支えた帯同日本選手を英BBC特集 選手も粋な称賛「ゲンキは我々の仲間だ」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は月2日に南アフリカ―イングランドの決勝で閉幕を迎える。2003年大会以来の優勝を目指すイングランドで海外メディアから注目を集めている日本人がいる。トレーニングをサポートしていたサントリーの大越元気だ。イングランド代表公式ツイッターが帯同最後となった“別れ”のシーンを動画付きで公開し、感動を呼んでいたが、選手は「ゲンキは仲間だ。そして、男だ」と絆を明かし、献身に感謝しているという。英公共放送「BBC」が報じている。
練習をサポートしたサントリー大越元気、最後の“別れ”も感動的と話題に
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は月2日に南アフリカ―イングランドの決勝で閉幕を迎える。2003年大会以来の優勝を目指すイングランドで海外メディアから注目を集めている日本人がいる。トレーニングをサポートしていたサントリーの大越元気だ。イングランド代表公式ツイッターが帯同最後となった“別れ”のシーンを動画付きで公開し、感動を呼んでいたが、選手は「ゲンキは仲間だ。そして、男だ」と絆を明かし、献身に感謝しているという。英公共放送「BBC」が報じている。
ラグビー母国の日本での躍進を黒子役として支えていた日本人がクローズアップされている。英公共放送「BBC」も「ラグビーW杯決勝 イングランドは地元のスクラムハーフにサイン入りユニフォームと入場券を報いる」と特集した。
最後の練習では故障していたウィリー・ハインツの代わりにSHを務めた大越は今大会、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)から選ばれたサポートメンバーの1人。府中の直前キャンプでは輪になった選手の中で、ベン・ヤングから決勝のチケットとサイン入りユニフォームを手渡され、最後の挨拶。選手から次々にハグを求められ、感動シーンとなった。
記事によると、FBエリオット・ダリーは「ゲンキは我々の仲間だ。あいつは男なんだ」と粋な称賛を送ったという。屈強な男たちがぶつかり合うラグビーに怪我はつきもの。大越らサポートメンバーの存在は大きかった。
ダリーは「(サポートメンバーは)3、4週間、我々と一緒だった。修正しなければいけないところは多少あったので、フルのフィフティーン相手に練習できるのはありがたかった。彼らも自分たちと練習することでワクワクしていたこともわかっていたんだ」とも語ったという。日々のトレーニングに不可欠な存在として大越も信頼を集めていたようだ。
最後の挨拶では、選手とスタッフに感謝した大越。「絶対に優勝できると確信している」と語った言葉も紹介された。BBCも認めた“もう一人のイングランド代表”。日本人の黒子役の貢献も地元でしっかりと評価されている。
(THE ANSWER編集部)