都内で記者会見、憧れ宮里藍さんと同じブリヂストンと用品契約、今週1日プロデビュー

　女子プロゴルフツアー・富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を達成した古江彩佳が29日、都内で会見し、プロ転向及びブリヂストンスポーツとのゴルフ用品契約を発表した。今年3月に兵庫・滝川二高を卒業した19歳。ツアー優勝で11月に控えていた最終プロテストを免除され、試合後にプロ転向を宣言していた。

　20日までの富士通レディースでは、1打差の2位で出た最終日に逆転優勝。アマの優勝は宮里藍さん、勝みなみ、畑岡奈紗らに続く史上7人目の快挙だった。11月の最終プロテストに合格しても、11、12月の予選会を通過してツアー出場権を獲得する必要があったが、その前にツアー優勝したことでプロ転向が可能に。試合後に入会申請を済ませ、日本女子プロ協会は承認したことを24日に発表していた。

　中学1年からクラブを使っていたブリヂストンは憧れの宮里藍さんも契約していたメーカー。今週11月1日開幕の樋口久子・三菱電機レディス（埼玉・武蔵丘GC）でプロデビューし、来年11月の大王製紙エリエールレディスまでの出場権を得ている。

　会見でマイクを握った古江は「プロとして活躍することが子供のころからの夢なのでとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします」と挨拶。「改めてブリヂストンスポーツさんと契約させていただいたんだと身の引き締まる思いです」と心境を語った。

　会見では、宮里さんがサプライズでビデオメッセージ。「個人的に嬉しく思います。私も18歳でプロになってずっとブリヂストンスポーツと一緒に歩んできた。日本だけじゃなく、アメリカでもサポートしていただいて、技術の高い人がたくさんいる。安心して使っていただきたいです。ボールは私が言うまでもなく、タイガーも使っています。信頼できるブリヂストンスポーツとどういったふうに強くなっていけるか楽しみです」と笑顔でコメントした。

　さらに「いろんな環境が変わると思いますが、今の古江さんらしく、本当に自分らしく、笑顔でやっていって、素晴らしい選手になっていってほしい。ご一緒する機会を楽しみにしております」と言葉をもらった。古江は「嬉しいです。藍さんと一緒にこれからも活動できる場があるんだなと思うと凄く嬉しいです」と感激。「目標は子供のころからの夢だった賞金女王になること。チームブリヂストンの一員として宮里藍さんの次に続けるようにこれからも頑張りたい」と抱負を語った。