残り4分まで同点の準決勝の勝敗分けた鍵 箕内拓郎「南アは常にエリアを意識していた」
決勝はイングランド対南アフリカ、両CTBの対決にも注目
初めての決勝進出を目指したウェールズにとって、また準決勝が鬼門となってしまいました。後半に敵陣ゴール前でものすごい攻防が展開されましたが、あそこでトライを押し込めなかった。FW戦には相当な自信を持っていたと思いますが、あそこで取れていれば、流れはウェールズに傾いたかもしれません。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
さて、次週はいよいよ3位決定戦と決勝です。ウェールズ対ニュージーランドというカードですが、いい試合になると思います。ウェールズがニュージーランドのディフェンスを崩せるか。準決勝でWTBノースが肉離れで途中交代するなど、ウェールズはやや怪我人が多いのが気掛かりです。ニュージーランドが優位にはなりそうです。
決勝はイングランド対南アフリカ。4強が出揃った時には、南アフリカが優勝するだろうと思っていましたが、準決勝での戦い方を見たら、どちらに転んでもおかしくない、いい試合になると思います。南アフリカのディフェンスがイングランドの攻撃を止められるか。南アフリカのフィジカルが機能すればウェールズ戦のように厳しい試合を勝ち切れるでしょう。ただし、イングランドの総合力が増せば、逆の展開も十分にあり得る、イングランドには一発でトライを取り切る力があります。個人的には、両チームのCTB対決が見応えがあると思います。南アフリカのCTBデアレンデとアムは素晴らしいディフェンスがある。そこにイングランドは突破力のあるトゥイランギが立ち向かう。面白い対決が見られそうですね。
(THE ANSWER編集部)