ウェールズ初決勝なるか、南アはコルビ不在 イングランドと対戦するのは…きょうの試合
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は27日、準決勝1試合が行われる。世界ランク3位のウェールズと同4位の南アフリカが横浜国際総合競技場で激突する。
27日は準決勝1試合、勝者は11月2日の決勝へ
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は27日、準決勝1試合が行われる。世界ランク3位のウェールズと同4位の南アフリカが横浜国際総合競技場で激突する。
欧州王者のウェールズは1次リーグ4戦全勝で首位通過。第2戦で難敵オーストラリアを29-25の接戦の末に下すなど、会心の戦いぶりで決勝トーナメントに駒を進めた。しかし、準々決勝は思わぬ大苦戦。後半開始早々に退場者が出たフランス相手に同35分までリードを許しながら、1点差で逆転勝ち。薄氷を踏む試合で4強に駒を進めた。
ただ、チームは負傷者が絶えない。準々決勝から3人のメンバーが替わる今回はNO8にナビティに代わりモリアーティ、FBはL.ウィリアムズに代わりハーフペニーが入る。苦しい状況だが、膝のけがから復帰するCTBデービスの存在はせめてもの明るい材料。勝てば、史上初の決勝進出となる大一番。総力戦で勝利を掴みたい。
対する南アフリカは1次リーグ初戦でニュージーランドのV候補対決に13-23で敗れたものの、以降は圧倒的な攻撃力で危なげなく3連勝。2位通過を決めた。そして、準々決勝は記憶に新しい日本戦。前半は5-3と接戦となったが、後半は強力なFW陣で圧倒。終わってみれば26-3と突き放し、セミファイナルに進出した。
ウェールズ同様に怪我人の影響が気がかりだ。先発メンバー14人は日本戦と同様だったが、唯一入れ替わったのが、WTBコルビ。快足で相手に脅威を与えてきた“小さな巨人”が足首の故障でメンバーから外れた。エラスマスHCも「大打撃」という痛手。ウェールズに対しては直近4連敗と分が悪いが、優勝した07年大会以来、3大会ぶりの決勝に辿り着けるか。
勝ったチームは前日26日の準決勝で勝ったイングランドとの決勝を11月2日に横浜国際総合競技場で戦う。敗れたチームは同様にニュージーランドとの3位決定戦を同1日に東京スタジアムで戦う。
(THE ANSWER編集部)