“写真大炎上”主審は今大会除外に相当 英紙辛口「根幹は審判の“セレブ化”だ」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で20日に行われた準々決勝でウェールズがフランスを20-19で下し、4強入り。この試合でフランスのバハマヒナが相手に“顔面肘打ち”を食らわせ、一発退場に。宣告した主審が試合後にウェールズファンと一緒に“肘打ちポーズ”した写真を海外記者が公開。準決勝の担当の対象外となったが、英紙は「W杯の残酷さは一度過ちを犯したら元に戻ることはできない」と今大会から除外に相当すると言及している。
肘打ちポーズ騒動を特集「W杯は一度過ち犯せば戻れない」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で20日に行われた準々決勝でウェールズがフランスを20-19で下し、4強入り。この試合でフランスのバハマヒナが相手に“顔面肘打ち”を食らわせ、一発退場に。宣告した主審が試合後にウェールズファンと一緒に“肘打ちポーズ”した写真を海外記者が公開。準決勝の担当の対象外となったが、英紙は「W杯の残酷さは一度過ちを犯したら元に戻ることはできない」と今大会から除外に相当すると言及している。
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1枚の写真がラグビー界で熱視線を浴びている。仏放送局「Le Figaro」のアルノー・コーディ記者が自身のツイッターで公開したのは、赤のウェールズジャージをまとった一団。その中心で一人、黒のポロシャツを着た男性が右肘を上げ、隣のウェールズファンの顎に当てるようなポーズ。表情は笑顔だったが、この人こそ試合を裁いた南アフリカ人のジャコ・ペイパー主審だった。
後半9分にフランスのバハマヒナがウェールズ選手の顔面に食らわせた肘打ちを揶揄したようなポーズ。フランスファンの間で「この男は恥そのものだ」「この写真が彼をラグビーW杯から追い出してくれることを願うばかり」「恥ずべきパフォーマンス」などと波紋を呼び、結果的に26、27日に行われる準決勝2試合の候補から外れることになった。
英紙インディペンデントは同主審の過去の発言を引用しながら、人柄をクローズアップ。数年前に母国のラジオ局のインタビューでもし友人を作りたいなら、国際審判は選ぶべきキャリアはではないと説明。「もしあなたが審判で、ヒーローになりたいなら、あなたは間違った場所にいる。それは仕事に含まれていない」と語ったという。