シャラポワ批判が拡大 元世界NO1ウォズニアッキ、妖精の“特別待遇”を疑問視
女子テニスシングルス世界ランク5位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、禁止薬物による出場停止処分明けで全米オープンにワイルドカード(主催者招待)で参戦している元世界ランク1位のマリア・シャラポワ(ロシア)に対する“特別待遇”を批判した。デンマーク紙「エクストラ・ブラデット」が報じている。
世界ランク147位がセンターコートに対し、同5位が5番コートの5試合目
女子テニスシングルス世界ランク5位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、禁止薬物による出場停止処分明けで全米オープンにワイルドカード(主催者招待)で参戦している元世界ランク1位のマリア・シャラポワ(ロシア)に対する“特別待遇”を批判した。デンマーク紙「エクストラ・ブラデット」が報じている。
2016年に1年3か月の出場停止処分を受けたシャラポワは、今年4月に復帰するも6月の全仏オープンはワイルドカード入りできず。続くウィンブルドンでは予選の参加資格を手にしたが、故障を理由に欠場。今回の全米オープンでワイルドカードながら復帰後初のグランドスラム出場にこぎつけた。
シャラポワは1回戦と2回戦でセンターコートのアーサー・アッシュスタジアムで試合を行い、見事に連勝。初戦では第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)相手にフルセットの死闘を制した。
一方、同じく世界ランク1位経験者のウォズニアッキは2回戦の世界ランク40位エカテリーナ・マカロワ(ロシア)戦が当初5番コートでの最終試合に予定されていたが、天候の影響で17番コートに変更。さらに、深夜の戦いを強いられて2-6、7-6、1-6で敗れている。
記事では、ウォズニアッキが胸中を吐露している。
「世界5位の選手が5番コートで5試合目にゲームを行うなんて、受け入れがたいわ。センターコートを見れば、すべてはビジネスなんだと分かる。ドラッグで出場停止を受けた人間が突如、すべてのシングルスの試合をセンターコートでプレーしている。これは疑わしいことだと思う」