写真が大炎上“肘打ちポーズ”の仏戦主審を準決除外 NZ紙「不適切写真で機会失った」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で20日に行われた準々決勝で世界ランク3位・ウェールズが同8位・フランスを20-19で下し、4強入り。この試合でフランスのバハマヒナが相手に“顔面肘打ち”を食らわせ、一発退場となったが、レッドカードを宣告した主審が試合後にウェールズファンと一緒に“肘打ちポーズ”をしたとされる写真を海外記者が公開。波紋を広げていたが、当該審判は準決勝の担当から除外されたという。ニュージーランド紙「ニュージーランド・ヘラルド」が伝えている。
退場宣告したシーンを揶揄した写真が問題に発展「準決勝の対象にならず」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で20日に行われた準々決勝で世界ランク3位・ウェールズが同8位・フランスを20-19で下し、4強入り。この試合でフランスのバハマヒナが相手に“顔面肘打ち”を食らわせ、一発退場となったが、レッドカードを宣告した主審が試合後にウェールズファンと一緒に“肘打ちポーズ”をしたとされる写真を海外記者が公開。波紋を広げていたが、当該審判は準決勝の担当から除外されたという。ニュージーランド紙「ニュージーランド・ヘラルド」が伝えている。
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代償はあまりに大きかった。フランス放送局「Le Figaro」のアルノー・コーディ記者が自身のツイッターで公開したのは、赤のウェールズジャージをまとった一団。その中心で一人、黒のポロシャツを着た男性が右肘を上げ、隣のウェールズファンの顎に当てるようなポーズ。表情は笑顔だったが、この人こそ試合を裁いた南アフリカ人のジャコ・ヘイパー主審だという。
ポーズは後半9分にフランスのバハマヒナがウェールズ選手の顔面に食らわせた肘打ちを揶揄しているものに見える。海外メディアはこの写真がフランスファンを怒らせることになったと紹介し、ネット上で「この男は恥そのものだ」「この写真が彼をラグビーW杯から追い出してくれることを願うばかり」「恥ずべきパフォーマンス」などと波紋を呼んでいることを伝えていた。
しかし、事態は拡大へ。国際統括団体のワールドラグビー(WR)が調査に乗り出していたが、ニュージーランド・ヘラルド紙は「2019年ラグビーW杯:『不適切な』写真の後、ジャコ・ペイパーは準決勝の対象にならず」と見出しを打って特集。記事では「ペイパーの写真により、彼は準決勝で審判を務める機会を失った」と紹介し、WR側が対象外と発表したことを伝えている。
記事では「ペイパーはウェールズ対フランスの準々決勝後にウェールズファンと一緒に撮った写真が不適切であったことを認識しており、彼は謝罪した」とし、準決勝2試合で主審、線審、TMO(ビデオ判定)を含め、担当審判の面々を紹介した。ベテラン審判として知られているヘイパー氏。準決勝以降は3位決定戦、決勝が残されているが、悔やみ切れない写真となった。
(THE ANSWER編集部)