主審も炎上騒動 仏選手の“顔面エルボー”に海外波紋「狂気の瞬間」「衝撃の肘打ち」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は20日、大分スポーツ公園総合競技場で準々決勝が行われ、世界ランク3位・ウェールズが同8位・フランスを20-19で下し、4強入りを決めた。3度の準優勝を誇るフランスは後半9分にバハマヒナが相手に“顔面肘打ち”を食らわせ、一発退場。後半35分までリードしながら、14人となったことが響き、4強を逃した。海外メディアは実際のシーンの動画とともに「残忍エルボー」「狂気の瞬間だ」などと厳しい声を上げている。
ウェールズ戦で一発退場、元ウェールズ代表主将「立ち去る姿すら苛立った」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は20日、大分スポーツ公園総合競技場で準々決勝が行われ、世界ランク3位・ウェールズが同8位・フランスを20-19で下し、4強入りを決めた。3度の準優勝を誇るフランスは後半9分にバハマヒナが相手に“顔面肘打ち”を食らわせ、一発退場。後半35分までリードしながら、14人となったことが響き、4強を逃した。海外メディアは実際のシーンの動画とともに「残忍エルボー」「狂気の瞬間だ」などと厳しい声を上げている。
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一瞬、冷静さを失った。19-10で迎えた後半9分だ。モールの中で両軍に挟まれたバハマヒナが身動きを取れず、抜け出そうにも密集でどうにもできない。すると、相手選手の顔面に右腕を絡ませ、その後に強烈な肘打ちを食らわせた。場内でリプレーが流れると、観衆から大ブーイング。ビデオ判定の末、一発レッドで退場となり、バハマヒナは頭を抱えてフィールドを去った。
完全に不用意なプレー。結果的に残り時間を1人少ない14人で戦うことになった。以降も懸命に粘ったフランスだったが、19-13でリードした34分にトライを奪われ、コンバージョンゴールで逆転を許した。残り5分も攻め切れず、終わってみれば後半は無得点。前半は格上のウェールズを圧倒する内容だっただけに、悔やんでも悔やみ切れないようなプレーとなった。
海外メディアも続々と反応。英紙「メトロ」は元ウェールズ代表主将ガレス・トーマス氏のコメントを紹介した。「彼はグラウンドを去った後に選手たちへ謝罪をしていた。私は思っていたよ。『今謝るな。遅すぎるくらいだ』と。あれは意図的な暴力行為。ラグビーはそのような場所ではない。非常に気分を害するもの。退場を命じられ、立ち去る姿すら苛立ったほどだ」と断じた。