錦織初V阻止の元世界13位に八百長疑惑、オッズに「あまりに劇的」な動き 英BBC報道
男子テニス界では近年、八百長などスキャンダルが問題になっているが、2月に行われたアルゼンチン・オープン決勝で錦織圭(日清食品)を破ったウクライナ人選手に八百長疑惑が浮上した。英公共放送BBCが報じている。
ウクライナ出身28歳ドルゴポロフ、今月の1回戦負けに疑い…不正監視団体が事情聴取
男子テニス界では近年、八百長などスキャンダルが問題になっているが、2月に行われたアルゼンチン・オープン決勝で錦織圭(日清食品)を破ったウクライナ人選手に八百長疑惑が浮上した。英公共放送BBCが報じている。
疑いが持ち上がったのは、世界ランク64位のアレクサンドル・ドルゴポロフだ。ウクライナ出身の28歳は、今月20日のウィンストンセラーム・オープン1回戦で同113位のチアゴ・モンテイロ(ブラジル)に3−6、3−6のストレート負けを喫していた。
記事によると、この試合結果に関してブックメーカー数社が異常なオッズの変動を報告している。当時114位と格下のモンテイロが同63位のドルゴポロフより優位なオッズに移行。記事では、このオッズの動きが「あまりに劇的」だったため、テニスの不正監視団体「テニス・インタグニティ・ユニット(TIU)」から注意喚起が届いたとしている。
そして、ドルゴポロフは故意に負けたのではないか、という疑惑が浮上した。
試合時間わずか55分で敗れていたドルゴポロフは「自分は最高の努力をした。ベストなプレーではなかったが……」と話し、潔白を主張しているという。
2012年には世界ランク13位まで駆け上がり、トップ10入り目前に迫ったこともある実力者。今年2月のアルゼンチン・オープン決勝では7−6、6−4で錦織の今季初優勝を阻んでいた。