1次リーグ終了、大会前半戦をプレーバック

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会は1次リーグが終了した。日本が初の8強入りを決め、国民的盛り上がりを見せる今大会。世界の一流選手のプレーのほか、ホスト国・日本のおもてなしも話題に。19日に始まる準々決勝を前に前半戦で起きた名珍場面を回顧。涙と笑顔に溢れた様々なシーンを振り返る。今回はカナダがキャンプ地の山口滞在中に虜になった「浴衣」。大男たちが大はしゃぎで着用した様子を大会公式インスタグラムが公開し、反響を呼んだ。

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　各国代表が日本文化を堪能したW杯。カナダが楽しんだのは、日本古来の装いだった。バスから降りてきた選手たち。そのいで立ちに目を奪われた。青、茶、灰色などの浴衣を着用。しかも足元は下駄だ。2メートル級の大男たちとあって浴衣の丈が短く、膝下が露わになっているが、それぞれが浴衣を着て、何よりも全員が楽しそうだ。

　なかには下駄の履き方を誤っている選手もおり、ギャラリー女性が手ほどきして直してあげる場面も。投稿では「カナダチームが日本の文化を取り入れる」と紹介し、海外ファンも「ホントに面白い」「凄く行きたい！」「カナダ人、素晴らしすぎる」「キュート!!」「最高」「これ、大好き」「日本人は感心したに違いない！」「本当に愉快だ」といった声を上げていた。

　同様のシーンを大会日本語版アカウントも紹介しており、「チーム内で浴衣が大流行しています」と伝えた。初戦に向けた事前キャンプ地・山口でのひとコマ。大会は1勝に届かず、最終戦が中止になった後は台風が直撃した釜石で泥清掃のボランティアに参加したことも話題を呼んだ。日本を愛し、日本に愛されたカナダは大会に爽やかな風を吹かせた。