なぜ南アは1日早く先発を発表するのか HCが重視する“ストレスフリー日”の存在
エラスムスHC平然「相手が作戦を変更してきても、関係ありません」
「すでに準備をしているし、チーム内では日曜日(13日)に発表を済ませています。対戦相手に何も隠すことはない。早く発表を済ませることで、23人のメンバーに入らなかった選手も決定を受け入れて準備を進めやすくなるし、先発メンバーも気持ちを入れて準備しやすくなる。
試合をするという事実は変わらないわけだから、試合前の3日間をどう過ごすか、ということの方が大事です。今回は前日に会見を開かずに休むことができるわけですから。先に我々のメンバーを見たことで、相手が作戦を変更してきても、それは私がどうこうできることではない。関係ありません」
こう言い切れるのも、自分たちのチームが十分な準備をできたという確信と、絶対に勝つんだという揺るがぬ自信があるからだろう。決戦直前まで練習やプレーの確認をし続けるのではなく、リラックスする時間を設けてコンディションを整える。エラスムス流の調整で心身ともに満ち足りた状態を作り、南アフリカは日本に立ち向かう。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)