「日出ずる国の永久不滅のテニスレジェンド」伊達公子、引退の衝撃は世界に波及
8月下旬にはサービス練習を再開するも…9月のジャパン女子オープンがラストダンス
一方、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」電子版のテニス特集「テニス・サーカス」では、「キミコ・ダテが引退。日出ずる国の永久不滅のテニスレジェンド」と取り上げられている。記事では、「彼女は並外れた2つのキャリアに別れを告げる決心を下した。12年間のブランクを経て、誰もが考えもつかなかった現役復帰していた」と振り返り、9月11日に開幕するジャパン女子オープンが“ラストダンス”になることも報じた。
また、南アフリカメディア「ビジネスデイ」は「キミコ・ダテが47歳直前にプロテニス人生にサヨナラを告げる」、WTA(女子テニス協会)も公式サイトで「そのキャリア、月日にして40年間」と伝えている。
伊達は08年4月に「再チャレンジ」として37歳で現役復帰を決意し、年齢を感じさせない活躍ぶりを見せていたが、16年に左膝の手術を受けて長期離脱。今年4月に公式戦復帰を果たすも、肩の炎症を理由に全米オープンの予選出場は断念した。8月23日には自身のインスタグラムに動画を投稿し、サービスの練習を再開したことを報告していたが、「今のところ痛みなし。でも弱々しい…」と複雑な胸中をつづっていた。
“レジェンド伊達”の引退を、世界中のメディアも惜しんでいる。