歴史作ったジョセフHC、「応援は雑音」の真意は? 快挙後の記者会見一問一答
コーチ陣の役割も称賛「長谷川コーチも日の目を浴びるようになった」
――コーチ陣について。
「一夜にしてチームは築けない。個人的に難しかったのは、自分たちが持っている時間の中でどう作るのか。どのような方向に進めるかは苦労した。トニー・ブラウン(アタックコーチ)は素晴らしいコーチ。チームとしても褒め合えるようなチームになっている。このような環境を作ることができた。
長谷川(慎)スクラムコーチも素晴らしい。長谷川コーチも最初は日の目を浴びることは少なかったが、日の目を浴びるようになった。最初はティア2のチームとの試合の中で、スクラム、ラインアウト、モールディフェンスをターゲットにやっていた。それがうまくいくようになった。それが構築されて、セットピースでは拮抗できるようになった」
――日本の選手のメンタルの成長について。
「変わったと思う。私のメンタルの定義とは日頃、何をするのか。朝起きてから、“いい人格者”であること。私たちはそのような心をもってやってきた。それが、個々のベストを引き出すことができる。いい選手になるには、日々それを体現すること。私たちの選手はそれを理解している。このような環境の中で、選手たちにそれを言い続けてきた。次へ向けても、そのメンタリティをもってやっていきたい」
――開催国であることがプレッシャーにはならないか。
「雑音だと言った(笑)。ホテルに帰ると、何人もが拍手をしてくれる。東京駅でも何人もが肩を叩いてくれる。これは今までとは違う状況。そういう意味での雑音と言った。私は小さい町出身なので、惑わされずに集中しなければならないと。準備においては、それ(応援)は助けにはならないのです。そうはいっても大事なこと。私たちにモチベーションを提供してくれるし、国が応援してくれるのはありがたいこと」
(THE ANSWER編集部)