「彼女は一歩も引かない」 初Vの奥原希望にリオ五輪銀メダルの好敵手も脱帽
「今日は彼女の方がより大きな自信があったかもしれない。全体的に良かった」
左手で力強くガッツポーズを決めた奥原に対し、プサルラは体を深く折り、うなだれた。笑顔で握手を交わし、奥原の初優勝を称えると、会場のスタンディングオベーションに深々と一礼し、感極まるライバルをコートサイドで悔しそうに見守っていた。
「彼女との試合は簡単にはならないと分かっていた。彼女とはいつも長時間の試合になる。それを想定して準備してきた。でも、最終的にはどちらが勝ってもおかしくない試合だったけれど、勝ったのは彼女だった」
記事では、プサルラがリオ五輪準決勝でも対戦し、撃破した奥原の強靭なメンタルを認めている。そして、「どちらも自信を持っていた。長丁場の試合には慣れている。でも、今日は彼女の方がより大きな自信があったかもしれない。全体的に良かった」と称賛し、最後に言葉を続けた。
「ロングトスとドロップショットが続いて、身体的にも精神的にもタフな試合だった。最終的に彼女が一歩も引かないということを理解した」
勝負を分けた奥原の精神力と粘り強さに、ライバルも脱帽しきりだった。