11日は1次リーグ1試合…ともに順位を上げたい国同士の対決

　ラグビーのワールドカップ（W杯）日本大会は11日、1次リーグ1試合が行われる。静岡・エコパスタジアムでは、D組の世界ランク6位・オーストラリアと同14位・ジョージアが激突。ウェールズとともに決勝トーナメント進出が確定しているオーストラリアは、勝って暫定首位への浮上を狙う。

　初戦のフィジー戦は39-21で白星発進したオーストラリア。第2戦のウェールズには25-29の接戦の末に落としたが、ウルグアイには7トライを挙げる猛攻を見せ、45-10で勝ち点11とした。13日にウルグアイ戦を残すウェールズは勝ち点14で首位。D組1位突破なら、すでに順位が確定しているC組2位のフランスと、D組2位ならC組1位のイングランドと準々決勝で対戦する。

　9大会連続9度目の出場で20年ぶりとなる3度目の優勝へ、少しでも上に行くには順位を上げたいところだろう。一方、1勝2敗の勝ち点5でD組4位のジョージアは、3位以上に与えられる次回大会の出場権確保を狙う。全試合を終え、勝ち点7で3位のフィジーには直接対決で敗れているため、勝利が必要となる。

　12日は台風19号接近で2試合の中止が決定。猛威を振るう前に無事に終えたいところだ。