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バドミントン2種目で東京五輪メダル狙う渡辺勇大、初の講演会「成績は確実に出る」

バドミントン日本代表の渡辺勇大(日本ユニシス)が1日、故郷である東京都杉並区の荻窪体育館で自身初の講習&講演会を行い、聴衆からの質問に答える形で「混合ダブルスは、この1年で(自分たちのように)動き回る(スタイルの)ペアが増えた。同じスタイルが増える中、どうやって違いを見せるかが鍵。ビジョンは描けているので、もう少し待っていただければ、成績は確実に出ると思う」と話し、2020年東京五輪以降のさらなる躍進を誓った。

この日契約を発表したリーニンのラケットを手に講演を行う渡辺勇大【写真:平野貴也】
この日契約を発表したリーニンのラケットを手に講演を行う渡辺勇大【写真:平野貴也】

故郷の東京・杉並で実施「成功するまで続ければ『失敗』は存在しない」

 バドミントン日本代表の渡辺勇大(日本ユニシス)が1日、故郷である東京都杉並区の荻窪体育館で自身初の講習&講演会を行い、聴衆からの質問に答える形で「混合ダブルスは、この1年で(自分たちのように)動き回る(スタイルの)ペアが増えた。同じスタイルが増える中、どうやって違いを見せるかが鍵。ビジョンは描けているので、もう少し待っていただければ、成績は確実に出ると思う」と話し、2020年東京五輪以降のさらなる躍進を誓った。

 渡辺は、混合ダブルスで世界ランク3位、男子ダブルスでも同6位(ともに10月1日更新時点)と2種目で東京五輪出場を目指している。同日付で中国のスポーツアパレルブランド「リーニン」とラケット使用の契約を結んだことも発表。「選手に対して、すごく熱意のあるメーカーで、熱意を100%信頼して今日に至った。(日本の)選手の選択肢が広がっていけば、僕も嬉しい。世界から注目される分、さらに頑張る責任が芽生えた」と話したが、海外ブランドも注目する22歳の若き実力者だ。8月の世界選手権では、強弱の変化で意表を突く技術で欧州の観衆を魅了し、東野有紗とのペアで日本勢初となる混合種目のメダルを獲得。講演会では、銅メダルを聴衆に渡し、地元のファンを喜ばせた。

 講演会では、プレーを披露したほか、次々に質問を浴び、子ども時代のエピソードや、アマチュア選手へのアドバイス、ペアを組むパートナーへの思いなど、多岐にわたって回答。ユーモアあふれるトークショーで笑いが絶えなかった。また、講演終盤には「結果が出て自信がつくのは、当たり前。ただ、やらなければ結果は出ない。(成功するために)やって来たからできるという自信が結果に比例する。成功するまで続ければ『失敗』は存在しない。諦めた時に『失敗』になる」と熱っぽく語る場面もあった。

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