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采配的中ジョージア、最優秀選手NO8は勝利に安堵「負けたら本当に大変なことに…」

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でプールDのジョージア対ウルグアイが行われ、ジョージアが33-7でウルグアイに勝ち、今大会初白星を飾った。23日に行われたウェールズ戦に大敗。この試合に敗れたら決勝トーナメント進出が極めて厳しくなっていたジョージアは、25日に格上フィジーを撃破したウルグアイを一蹴した。

ジョージアがウルグアイを下し、今大会初白星を飾る【写真:石倉愛子】
ジョージアがウルグアイを下し、今大会初白星を飾る【写真:石倉愛子】

ウェールズに敗戦後、ヘイグHCは選手にプレッシャー「いかに重要な一戦か」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でプールDのジョージア対ウルグアイが行われ、ジョージアが33-7でウルグアイに勝ち、今大会初白星を飾った。23日に行われたウェールズ戦に大敗。この試合に敗れたら決勝トーナメント進出が極めて厳しくなっていたジョージアは、25日に格上フィジーを撃破したウルグアイを一蹴した。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手賞)に輝いたNO8のオタリ・ギオルガゼは「この試合は大きなプレッシャーがあった。負けたら本当に大変なことになっていた」と安堵の笑顔を見せた。

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 絶対に負けられない一戦だった。プールDにはウェールズとオーストラリアの2強が存在。悲願の決勝トーナメント進出の望みをつなぐためにも、格下のウルグアイ、フィジーからは確実に勝利を奪っておきたかった。初戦ウェールズ戦は善戦が期待されたが、終わってみれば14-43で完敗。対照的に、ウルグアイは番狂わせを演じ、流れを味方につけていた。

 この試合に際し、ミルトン・ヘイグ・ヘッドコーチ(HC)はウェールズ戦から先発メンバー12人を大幅入れ替え。さらに「今日の試合に負けたら、今までの努力が水の泡になる。いかに重要な一戦か、選手には重々言い聞かせた」とプレッシャーをかけた。選手は重圧に潰れることなく、「ウルグアイは後半間違いなくバテるから、自分たちのやるべきことに集中しろ」という指揮官の言葉に従い、勝利で応えた。

 この日、1トライを決めるなど攻守にわたる活躍が光ったギオルガゼは、試合後のミックスゾーンで「初戦は大差で負けたので、今日は十分に準備をして試合の臨んだ。80分間ずっと100%で戦えた」と満足そうに語った。同時に「負けたら本当に大変なことになっていた」と話し、ヘイグHCからかけられたプレッシャーの大きさを伺わせた。

 マン・オブ・ザ・マッチ獲得に話が及ぶと「とてもハッピーです!」と表情を緩めた。両軍合わせて46選手の中から、たった1人だけに与えられる栄誉。「すべてのプレーヤーの夢。この喜びを全ジョージア国民に伝えたいです」と声を弾ませた。

 次戦は10月3日のフィジー戦。ここでも抜かりなく白星を飾り、プール最終戦となるオーストラリア戦につなげたい。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)


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