熊谷に鳴り響いた小学生の歌声 ウルグアイ、ジョージア両国国歌を大熱唱
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でプールDのジョージア対ウルグアイが行われ、ジョージアが33-7でウルグアイに勝ち、今大会初白星を飾った。両チームが繰り広げた熱戦をさらに盛り上げたのが、この日スタジアムに観戦に訪れた4935人の地元小学生たち。試合前に国歌を大熱唱すると、試合中にはグラウンド上の選手の背中を押す大声援を送った。
4935人の地元小学生が声援、試合終了後には手作りタオルを掲げる
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でプールDのジョージア対ウルグアイが行われ、ジョージアが33-7でウルグアイに勝ち、今大会初白星を飾った。両チームが繰り広げた熱戦をさらに盛り上げたのが、この日スタジアムに観戦に訪れた4935人の地元小学生たち。試合前に国歌を大熱唱すると、試合中にはグラウンド上の選手の背中を押す大声援を送った。
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熊谷の空に子供たちの歌声が響いた。この日はメインスタンドの約1/4の席と、ゴールポスト裏の座席の一部を、地元・熊谷市の小学生が埋めた。黄色や白の帽子などを被った子供たちは、国歌斉唱の時間になるとジョージア国歌、ウルグアイ国歌を歌詞カードを見ずに熱唱。夏を思わせる暑さのスタジアムを包んだ。
試合が始まると、ボールの移動に合わせて、大きな声で両チームを応援。ジョージア国旗とウルグアイ国旗の模様が片面ずつ描かれた特製うちわを振りながら、熱戦を盛り上げた。ノーサイドのホイッスルが鳴り響くと、白いカードを頭上に掲げて両チームにエール。すると、両チームの選手は一緒に、小学生たちが座る席の前まで歩くと、80分間絶え間なく元気な応援を続けた小さなファンたちに感謝の挨拶に訪れた。
開幕して以来、国歌斉唱や勝利の祝福など国境を越えたスポーツマンシップやおもてなしが話題となっている今大会。胸が熱くなるようなパフォーマンスを見せる選手たちが主役だが、彼らを応援するファンや観客もまた、決して欠くことのできないW杯の一部であることを再認識させられる。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)