強豪対決を制したガットランドHCが日本戦に言及「自分は関わりたくないが…」

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会は29日、D組では世界ランク4位ウェールズが29-25で同6位オーストラリアを破った。プール戦屈指の好カードは、今年の「シックス・ネーションズ」を制した欧州王者ウェールズに軍配。2連勝で決勝トーナメント進出に前進した。

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　強豪同士の激しいバトルを制したウェールズ。最大で16点あったリードは、後半、一時1点差にまで追い上げられたが、執念で凌ぎ切った。W杯でオーストラリアを破るのは、1987年の第1回大会以来、32年ぶりの快挙だ。

　激戦をものにしたウォーレン・ガットランド・ヘッドコーチ（HC）は「タフな試合でした。前半はかなりいいプレーができた」と汗をぬぐい、「このチームは成長してきた。ゲームのマネジメントも大きく改善した。交代選手たちが、いいプレーをしてくれた」と選手を称えた。

　同HCは前日（28日）に日本がアイルランドを相手に起こした、奇跡的なアップセットに関しても言及。「日本の勝ちは、W杯として、大会として素晴らしいこと。今後ラグビーが人気を呼ぶためにも素晴らしい。日本が決勝トーナメントにいくためにも素晴らしい結果」と称賛を送り、「ウルグアイもフィジーに勝った。今大会はアップセットがあるが、ジェイミー・ジョセフがやったほどのことではない。自分は（アップセットには）関わりたくないが……。大会としては良かった。日本のラグビーが進むためには良かった」と開催国が起こした快挙への賛辞を並べていた。