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番狂わせから中3日で完敗 ウルグアイ主将は男気「日程は把握していた。言い訳なし」

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でプールDのジョージア対ウルグアイが行われ、世界ランク17位のウルグアイは7-33で同11位のジョージアに敗れた。感動のフィジー戦勝利から4日後という過密スケジュールだったが、主将のフアンマヌエル・ガミナラは「事前に日程は把握していた。その上で準備をしたのだから、言い訳はしない」と、素直に敗戦を受け止めた。

ウルグアイがジョージアに敗れる【写真:石倉愛子】
ウルグアイがジョージアに敗れる【写真:石倉愛子】

番狂わせのフィジー戦勝利から中3日で難敵ジョージア戦

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でプールDのジョージア対ウルグアイが行われ、世界ランク17位のウルグアイは7-33で同11位のジョージアに敗れた。感動のフィジー戦勝利から4日後という過密スケジュールだったが、主将のフアンマヌエル・ガミナラは「事前に日程は把握していた。その上で準備をしたのだから、言い訳はしない」と、素直に敗戦を受け止めた。

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 25日に行われた一戦では、フィジーとの消耗戦を制して感動の勝利を収めたウルグアイ。この日も強力FWを誇るジョージアを相手に厳しいフィジカルマッチを強いられた。前半こそ7-12と1トライ差で追う接戦を繰り広げたが、後半は明らかに運動量がダウン。自陣での防戦一方で攻撃に転じられず、結局26点差をつけられる完敗を喫した。

 試合後、記者会見に姿を現したガミナラは「試合の大部分でプレッシャーを受けていた。特に、自陣22メートルラインの内側で守る場面が多くなってしまった」と反省。同時に「ジョージアの戦い方が素晴らしかった」と相手を称えた。

 プールDにはオーストラリア、ウェールズという強豪2チームが立ちはだかる。フィジーに勝利した後、にわかに決勝トーナメント進出の可能性が広がったウルグアイにとって、この日のジョージア戦は「決勝に匹敵するくらい大切な試合だった」とガミナラは明かす。だが、結果につなげることはできなかった。

 ウルグアイは死力を尽くしたフィジー戦から中3日。ジョージアは難敵ウェールズに敗れた初戦から中5日。さらに、初戦から先発メンバーを2人しか入れ替えなかったウルグアイに対し、ジョージアは先発メンバーを12人入れ替えた。厳しい日程と戦術が噛み合わずに黒星を喫したが、ガミナラは「日程の話は言い訳になる。スケジュールが問題でこういう結果になったんじゃない。私たちはハンドリングミスを多く犯したし、自陣でのプレーが多すぎた」と逃げ道を作らなかった。

 残り2戦はオーストラリア(10月5日)、ウェールズ(同13日)と強敵に立ち向かう。ガミナラは「オーストラリア、ウェールズを相手に結果を求めるのは現実的な目標ではない。目標を高く設定しすぎるとストレスになる。どういう戦いをするか。そこに焦点を絞れば、いい結果がついてくる可能性もある」と謙虚に話した。

 同じ1勝1敗ながら、ボーナスポイントのないウルグアイは勝ち点4で、勝ち点5のジョージアに遅れを取った。決勝トーナメント進出の望みは極めて薄いが、強敵に全力で立ち向かい、見る者に勇気を与えたい。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)


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