アイルランド、日本に作った“友好の花道”に感動 再生100万超「なんと美しい光景」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は28日、世界ランク9位日本が同2位アイルランドと静岡・エコパスタジアムで対戦し、19-12で撃破した。敗れたアイルランドは日本に歴史的金星を献上する形となったが、試合後は花道を作って日本を称える演出を披露。
敗戦後に生まれた名シーンに広がる反響「最高のスポーツ精神」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は28日、世界ランク9位日本が同2位アイルランドと静岡・エコパスタジアムで対戦し、19-12で撃破した。敗れたアイルランドは日本に歴史的金星を献上する形となったが、試合後は花道を作って日本を称える演出を披露。それに日本もお返しの花道を作り、応えるシーンがあった。大会が実際のシーンを動画付きで公開して感動を呼んでいたが、再生回数は100万回に。反響は大きな広がりを見せている。
試合後にピッチ上に広がった光景が、熱狂した日本に爽やかな風を吹かせた。両チームが客席に挨拶し、先に引き揚げようとしたのはアイルランド。しかし、ピッチを出るあたりで選手たちが足を止め、2つに分かれ、列を作った。視線を向けたのは、日本の選手たちに対して。歓喜に沸いた観衆から大声援を浴びた勝者に花道を作り、迎え入れようとしたのだ。
そして、日本の選手たちはその間を通って引き揚げていく。アイルランド選手は拍手を送り、時に日本の選手の肩を叩いた。すると、日本もお返しだ。全員が通りすぎると、今度は日本の選手たちが2つに分かれ、花道を作る。その間をアイルランドの選手たちが通り、日本が拍手で迎え入れる。互いに対するリスペクトが伝わる、ラグビーならではのシーンだ。
大会の日本語版公式ツイッターが実際のシーンを動画付きで公開すると、投稿直後から「何回見ても涙出る」「魂が揺さぶられる」「これぞノーサイドの精神」などとコメントが相次いでいたが、反響はさらに拡大。再生回数はおよそ100万回となり、「最高のスポーツ精神」「なんと美しい光景」「最高の友情ですね」「心から尊敬」と感動の声が広がっている。
日本中を盛り上げたアイルランド戦。ラグビーのプレーのみならず、競技が持つ精神もまた、多くの人の心に刻まれた。
(THE ANSWER編集部)