日本は世界2位アイルランドと大一番 4年前の「奇跡」再現にも期待…きょうの試合
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は28日、1次リーグ3試合が行われる。何と言っても注目は、静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムで行われるA組の世界ランク9位・日本と同2位・アイルランドとの一戦だ。
28日は1次リーグ3試合
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は28日、1次リーグ3試合が行われる。何と言っても注目は、静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムで行われるA組の世界ランク9位・日本と同2位・アイルランドとの一戦だ。
20日の開幕戦では、ミスがありながらもロシアに30-10で快勝した日本。松島幸太朗の日本史上初のハットトリックで盛り上がりに火をつけた。主将のリーチ・マイケルが先発を外れたが、後半投入の起爆剤に期待。世界ランク2位の強豪相手にどれだけ得点を奪えるかも見どころだ。4年前には当時13位の日本が同3位の南アフリカを撃破し、「奇跡の勝利」「スポーツ史上最大の番狂わせ」と世界で称賛された。奇跡の再現にも期待がかかる。
一方、アイルランドは22日の初戦で同8位のスコットランドに27-3で危なげなく勝利。1トライも許さない伝統の堅いディフェンスを武器にし、最高成績8強ながら今大会も優勝候補の一角に挙がる。18年の世界最優秀選手賞に輝いたSOジョナサン・セクストンは右太もも痛で欠場するが、豊富なタレントをそろえるメンバーは脅威だ。
B組では世界ランク5位・南アフリカと同23位・ナミビアが愛知・豊田スタジアムで対決。2007年以来3度目の優勝を狙う南アフリカは、21日のニュージーランド戦を13-23で落とした。1次リーグ突破には落とせない一戦だ。W杯初勝利を目指したナミビアは、先制トライを含む3トライを決めるなど健闘したものの、イタリアに22-47で敗北。人口約253万人のアフリカの小国だが、ラグビーは国内屈指の人気を誇るスポーツ。成人男子の競技人口約800人から選ばれた代表戦士が大国・南アフリカに挑む。
C組のアルゼンチン対トンガ(東大阪市花園ラグビー場)にも注目。世界ランク11位のアルゼンチンは21日の同7位・フランス戦で21-23の惜敗したが、7点差以内の僅差でボーナスポイント1をもぎ取った。同15位のトンガは22日に同3位のイングランドに3-35と大差をつけられて敗戦。両国とも初勝利をかけた一戦となる。
(THE ANSWER編集部)