第2戦で激突、アイルランド放送局が日本を特集

　ラグビーワールドカップ（W杯）で日本は28日のA組第2戦で世界ランク2位の強敵アイルランドと対戦する。地元メディアでは日本代表を緊急特集し、開幕ロシア戦で日本代表史上初となるハットトリックを決めた松島幸太朗を「100パーセント危険な男」として要注意人物に指名している。

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　北半球最強軍団の地元も静岡決戦に向けて盛り上がりを見せている。アイルランド地元テレビ「ヴァージン・メディア・ニュース」では日本戦を特集。解説者として登場したのはウェールズ代表などを率いた実績を持つマイク・ラドック元ヘッドコーチだった。

「危険な男です。ハットトリックを決めたマツシマはいい選手ですか？」

　司会者から話題を振られたラドック氏は「100パーセントです。オープンプレーでの彼のプレーを気に入っています」と高く評価した。

　画面でも「日本のデンジャーマン　コウタロウ・マツシマ」と初戦ロシア戦のスタッツを紹介。ラン15回、キャリー12回、パス2回、クリーンブレイク4回、ディフェンス突破数8回、距離112メートルという成績を残したことに注目していた。

　その一方で、日本は初戦の硬さからロシア戦序盤はミスが目立ったが、ラドック氏は「もしも、我々相手に同じエラーを犯すとするなら、彼らに凄まじい罰を与えることになるだろうね。アイルランドを相手にロシア戦のような（攻撃の）時間もスペースもそこまで手にできないだろう」と持論を展開。大方の予想通り、アイルランド有利の見立てだった。