ラグビーの町・釜石で初戦、黙とうも 中3日のフィジー対ウルグアイ…きょうの試合
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は25日、1次リーグ1試合が行われる。東日本大震災の被災地、岩手・釜石市の鵜住居復興スタジアムで、D組の世界ランク10位のフィジーと同19位のウルグアイが激突する。
25日は1次リーグ1試合
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は25日、1次リーグ1試合が行われる。東日本大震災の被災地、岩手・釜石市の鵜住居復興スタジアムで、D組の世界ランク10位のフィジーと同19位のウルグアイが激突する。
21日の初戦でオーストリアに21-39で敗れたフィジー。ポジションに関係なく走力に優れ、華麗なステップと巧みなオフロードパスでボールをつなぎ、トライまで持っていく力がある。2度のベスト8経験があり、ウェールズ、ジョージアも入ったグループで、2007年以来の8強入りには勝ち点が欲しいところ。オールブラックスの「ハカ」ようなウォークライ(戦いの雄たけび)として行う「シビ」にも注目だ。
一方、2大会連続4度目の出場となったウルグアイは、南米でアルゼンチンに次ぐラグビー強国。FWの接点の激しさとスクラムの強さを武器の一つとしている。前回大会は全敗に終わり、2003年以来の白星を狙っている。
会場の釜石は開催12都市で最も小さな町だが、日本ラグビー史には欠かせない地。日本選手権で7連覇した新日鉄釜石(現・釜石シーウェイブス)の存在などラグビー熱が高いことで有名だ。試合前には黙とうを実施する予定で、震災復興のシンボルの一つとして輝く姿が期待されている。
(THE ANSWER編集部)