日本代表が前日練習 先発抜擢のSH流は高揚感隠さず「早く試合がしたい」
ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕を翌日に控えた19日、日本代表が会場となる東京スタジアムでキャプテンズラン(前日練習)を行った。練習は冒頭の15分が報道陣に公開され、秋晴れの爽やかな日差しの下、開幕戦の先発メンバーを中心にキックオフをはじめとするセットプレーの確認をした。
W杯初出場も気負いなし「常に目標をここに置いて努力してきた」
ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕を翌日に控えた19日、日本代表が会場となる東京スタジアムでキャプテンズラン(前日練習)を行った。練習は冒頭の15分が報道陣に公開され、秋晴れの爽やかな日差しの下、開幕戦の先発メンバーを中心にキックオフをはじめとするセットプレーの確認をした。
日本代表を率いるジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は、18日に開幕戦となるロシア戦の先発メンバーを発表。先発SHには流大を抜擢した。練習後に記者会見に登場した流は「日本でワールドカップが開催されることが決まってから、常に目標をここに置いて努力してきた」と明かし、「すごくワクワクしていますし、早く試合がしたいです」と高揚感を隠さなかった。
自身初のW杯出場で、しかも自国開催の開幕戦にスタメン出場する。「すごく責任を感じる」と言うが、決して気負うところはない。SHはFWとBKをつなぎ、試合をコントロールする重要なポジション。自身の役割として「この1週間準備してきたプランをスマートに遂行し続けること」「ロシアに対してスローペースではなく、早い展開の試合にすること」「プレーが止まっている時でも、それぞれの選手をつなぐコミュニケーションを取ること」を掲げた。中でも、コミュニケーションは意識的に心掛けながら、日本代表が掲げる「ワンチーム」を体現し、初戦勝利を目指す。
戦術に関しては「深くは言えない」としたが、ロシア戦で重視したいのは「(空いた)スペースにボール運ぶこと」と言及。「それがパスになるのか、ランになるのか、キックになるのかは、スペースやゲームの展開にも寄りますけど、スペースにボールを運び続ければ、日本のラグビーができると思う」と力を込めた。
「グラウンドも芝も最高」という東京スタジアムで迎える開幕戦まで、あと1日。いよいよ6週間にわたるラグビーの祭典が幕を開ける。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)