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日本、王者・米国に23-56の大差つけられ前半終了 八村塁は徹底マークで無得点と沈黙

バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で1次リーグ敗退が決定している世界ランク48位の日本は5日、同1位・米国との1次リーグ最終戦(上海・東方体育中心)を行い、23-56で前半を折り返した。ここまで2戦2敗ながら計36得点と奮闘してきた八村塁(ウィザーズ)は先発出場したが、徹底マークに遭って出場14分4秒でわずかシュート2本で無得点に封じられている。

八村塁【写真:Getty Images】
八村塁【写真:Getty Images】

1次L敗退の日本、世界大会47年ぶりの米国戦

 バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で1次リーグ敗退が決定している世界ランク48位の日本は5日、同1位・米国との1次リーグ最終戦(上海・東方体育中心)を行い、23-56で前半を折り返した。ここまで2戦2敗ながら計36得点と奮闘してきた八村塁(ウィザーズ)は先発出場したが、徹底マークに遭って出場14分4秒でわずかシュート2本で無得点に封じられている。

 バスケ人気の高い中国は米国チーム見たさに現地ファンが多く集まり、1万5000人規模の会場はほぼ満員となった。練習から米国選手が派手なダンクを決めると拍手喝采。アウェームードが漂う中でも、試合前のメンバー紹介で「Rui Hachimura!!」とコールされると、日本のエースは大歓声を受けた。

 日本は八村のほか、篠山竜青、渡邊雄太、馬場雄大、ファジーカス・ニックが先発。しかし、第1クォーター(Q)開始わずか8秒でケンバ・ウォーカー(セルティックス)に2点を決められると、米国オフェンスを止められない。3ポイントも決められ、2分1秒には八村のファーストシュートも入らず。0-11の2分23秒にタイムアウトを取った。

 打てども打てども、日本のシュートは入らない。最初の得点は、0-13で渡邊が得たフリースローの4分40秒だった。5分40秒が過ぎ、ファジーカス・ニックがようやくフィールドゴールを決めて4-18。ボールが相手に当たってコート外に出たが、相手ボールと判定される不運も。パスミスを連発するなど逆に豪快なアリウープを叩き込まれ、フル出場の八村は0得点のまま9-23で第1Qを終えた。

 第2Qも素早いパス回しで内、外と面白いようにボールを回され、翻弄された。八村はシュートも打てない。残り5分56秒でベンチへと下がった。それでも、身長178センチでひと際小さく見える主将の篠山が体を張ってボールを死守すると、会場から拍手が送られた。

 スター選手が次々と辞退した若手の多いメンバー構成とはいえ、史上初の3連覇で単独最多6度目の優勝を狙う実力は間違いなく本物。2次リーグ進出は決まっているが、日本のフリオ・ラマス監督は「この大会では優勝候補。彼らも野心を持って自分を売り込む場でもある」と警戒していた。

 米国は8月24日に世界ランク11位・オーストラリアとの強化試合に臨み、94-98でまさかの敗戦。06年から続いていた連勝が78でストップした。プレーオフも含め、NBAで史上最多1415勝を誇るスパーズのグレグ・ポポビッチ監督の下、気を引き締めて臨んだ今大会は初戦のチェコに88-67で快勝。第2戦のトルコには延長の末に93-92と冷や汗をかきながらも、2連勝で2次リーグ進出を決めた。

 日本はW杯で米国と初対戦。五輪は1956年メルボルン(40-98)、60年ローマ(66-125)、72年ミュンヘン(33-99)で3戦全て大敗だった。世界大会では47年ぶりの対戦。八村は2014年U-17世界選手権で両チーム最多の25得点を挙げたが、38-122で大敗した経験がある。NBAドラフト1巡目指名の真価を問われる一戦。7、9日には順位決定戦を予定している。

(THE ANSWER編集部)

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