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八村塁、“終戦”のW杯に臨む心境は…米国戦へ「楽しみ」9連発、「それが僕の原点」

期待や重圧もなんのその「小さい頃からなんだなんだと言われて来た」

 世界ランク17位のトルコ、同24位のチェコとの2試合で合計175失点とディフェンスの脆さを見せた日本。3ポイントシュートへの対策、リバウンド、ターンオーバー(攻撃でボールを奪われること)など課題が多く残った。八村は「今まで言っているように、フィジカル面でのディフェンス、リバウンドの部分もしっかりやっていかないといけない。相手はどう考えても格上で能力も高い選手ばかり。その中で僕らがどこまで徹底してできるかがキーになる」と気を引き締めた。

 8月の強化試合、さらに今大会も、ウィザーズのトミー・シェパードGMが視察に訪れている。大会前には「楽しむように」と期待を込めて伝えられた。チームメートとともに日本バスケ界のレベルを世界に近づけた背番号8。膨らむ周囲の期待により「プレッシャーを感じるか」という問いに、堂々と言葉を並べた。

「小さい頃からこういうふうにプレッシャーというか、人になんだなんだと言われながら来ている。僕としては別に新しいことでもないですし、別に何か変わることでもない。レベルが高くなっていることは確かですけど、僕もその中で成長していっている。その中で楽しむのは僕の原点なのでそこは絶対に忘れないでやりたい」

 約3分間の取材で「楽しみ」と9度、口にした。まだ戦いは終わっていない。未来の日本バスケ界への糧にするためにも「世界のトップと戦えるのは、日本バスケからしたらなかなかないチャンス。どれだけできるかわからないけど、僕らのバスケを100%出し切ってその後の結果を見てみたい」と誓った。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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