日本、開幕トルコ戦は前半35-47と苦戦 八村塁は8得点、徹底マークでボール回らず
バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)に出場している世界ランク48位の日本は1日、同17位のトルコと初戦(上海・東方体育中心)を行い、35-47で前半を折り返した。この日午前の公式練習を発熱で回避した八村塁(ウィザーズ)は先発出場したが、徹底マークに遭い、8得点となっている。
午前練習回避の八村塁は先発、13年ぶりの勝利へ逆転なるか
バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)に出場している世界ランク48位の日本は1日、同17位のトルコと初戦(上海・東方体育中心)を行い、35-47で前半を折り返した。この日午前の公式練習を発熱で回避した八村塁(ウィザーズ)は先発出場したが、徹底マークに遭い、8得点となっている。
日本は八村のほか、NBAグリズリーズの渡邊雄太、ファジーカス・ニック、篠山竜青、比江島慎が先発。開始19秒で渡邊がファーストシュートを放ったが、失敗に終わると、リバウンドを奪われて34秒に先制点を許した。その後もパスミスやボールロストなど浮足立つ姿が目立つ。2分22秒にファジーカスの3ポイントシュートでようやく初得点を記録したが、3-11と突き放された3分5秒で最初のタイムアウトを取った。
シュートの精彩を欠いた日本は差を縮められない。厳しいマークを受けた八村の得点はフリースロー4本のみにとどまった。一方でトルコは3ポイントシュートもきっちりと決め、第1クオーター(Q)終了時点で12-28の大差を付けられた。
第2Qに入ってもトルコの高精度の3ポイントシュートがリングに突き刺さる。会場はトルコよりも日本人のファンが多く、渡邊の3ポイントシュートが決まった時には現地ファンも歓声を上げるなど日本を応援する声が大きい。八村は第2Q残り6分48秒にベンチへと下がった。
食い下がりたい日本だったが、点差をなかなか詰めることはできず。残り2分を切って八村を再び投入し、左手でワンハンドダンクを決めて盛り上げたが、35-47とリードを許して前半を終えた。
21年ぶりに自力出場を決めた日本は、自国開催だった2006年以来5度目の出場。過去のW杯では欧州勢に7戦未勝利だが、勝てば06年以来13年ぶり通算6勝目となる。会場では日本から駆け付けたファンも多く、ビハインドの展開にも「ニッポン!!」「ルイ! 頼むー!」と逆転を願う声援が飛んだ。
06年大会以降、10年の準優勝を含め全て8強入りしているトルコは、NBA選手3人を擁する。昨季キャバリアーズで76試合に出場し、1試合平均13.0得点を挙げたSFジェディ・オスマン、アウトサイドからのシュート力に定評があるSGフルカン・コルクマズ(76ers)、主力フォワードのPFアーサン・イリヤソバ(バックス)がメンバーに名を連ねている。
1次リーグでは、日本は3日に世界ランク24位のチェコ、5日に同1位の米国と対戦し、上位2か国が2次リーグに進出。下位2か国は順位決定戦に回る。
(THE ANSWER編集部)