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杉田祐一、217キロサーブ避ける珍事も金星 世界16位撃破「米国NO1に衝撃与える」

男子シングルス世界ランク46位の杉田祐一(三菱電機)が、ウェスタン&サザン・オープン1回戦で同16位のジャック・ソック(米国)を7-5、6-4のストレートで金星を手にした。地元アメリカ勢の最高ランカー撃破に、ATPワールドツアー公式サイトも「スギタがシンシィでアメリカのナンバーワンに衝撃を与える」と特集している。

W&Sオープン1回戦で地元米国のソックをストレート撃破…ATP公式も特集

 男子シングルス世界ランク46位の杉田祐一(三菱電機)が、ウェスタン&サザン・オープン1回戦で同16位のジャック・ソック(米国)を7-5、6-4のストレートで金星を手にした。地元アメリカ勢の最高ランカー撃破に、ATPワールドツアー公式サイトも「スギタがシンシィでアメリカのナンバーワンに衝撃を与える」と特集している。

 6月のアンタルヤ・オープンで自身ツアー初優勝を果たした杉田の実力は本物だった。

 迎え撃った24歳ソックは今大会第13シードで登場。米国人選手としては世界ランキング最上位の16位で、3月のパリバ・オープン準々決勝では錦織圭(日清食品)を撃破し、準決勝進出を果たしていた。しかし、シンシナティで実現した初対決で強さを見せたのは杉田だ。

 ファーストサービスの確率は52%だったものの、サービスエースは7回奪い、ソックの5回を上回った。試合中には相手の135マイル(約217キロ)のあまりに強烈なサーブに思わず避けてしまう珍事がATPツアー公式中継サイト「テニスTV」で紹介されたが、それでも相手のサービスゲームを4回ブレークに成功し、1時間32分で強敵を下した。

 昨年大会では現在、昇り竜の勢いを見せるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を撃破。3回戦でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に敗れたものの、地力を見せつけていた。

 錦織のみならず、ロジャー・フェデラー(スイス)、アンディ・マレー(英国)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)ら実力者が続々と欠場を発表した今大会。ホスト国のNO1選手を撃破する「衝撃」を残した28歳は、シンシナティで熱い旋風を巻き起こすことができるだろうか。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

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