八村塁、前半だけで両軍最多16得点 NBA選手3人先発のドイツに奮闘 35-42で後半へ
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は24日、31日開幕のW杯(中国)に向けた同22位・ドイツとの強化試合(午後3時試合開始・さいたまスーパーアリーナ)を行い、米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受けたウィザーズ・八村塁は先発出場。前半を終えて16得点とし、日本は35-42で折り返した。
現役NBA選手擁する世界ランク22位・ドイツと強化試合
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は24日、31日開幕のW杯(中国)に向けた同22位・ドイツとの強化試合(午後3時試合開始・さいたまスーパーアリーナ)を行い、米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受けたウィザーズ・八村塁は先発出場。前半を終えて16得点とし、日本は35-42で折り返した。
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ドイツはサンダーのデニス・シュレーダーら現役NBA選手3人が先発。またも八村が輝きを放った。第1クォーター(Q)から攻守に存在感を発揮。残り6分35秒には自らスティールすると、そのままゴールを奪った。16-21で第1Q終了。八村はそのうち12点を奪うなど攻撃の中心に立った。
第2Qもリードを奪えない展開。長身選手をそろえるドイツに対し、リバウンドで優位に立てずボールを失った。八村は課題のフリースローを決めるなどしたが、残り7分13秒で田中大貴と交代。渡邊雄太(グリズリーズ)が3ポイントシュートを決めてファンを盛り上げた。残り2分5秒で八村がコートに戻ったが、相手の素早いパス回しや高さに苦戦した日本は差を縮められない状態が続いている。
さいたまスーパーアリーナは来年の東京五輪会場でもあり、1万7000枚以上のチケットが発券されるなど盛り上がりを見せている。試合前には横綱・白鵬と鶴竜が登場し、コート上でシュートチャレンジに挑戦。鶴竜はなんと3ポイントに挑戦し、美しいフォームから見事に決めた。八村はもちろん、相手のドイツ選手も驚く美技で会場を沸かせた。
日本はW杯に4回出場し、勝ったのは南米・アフリカ勢だけ。対欧州は7試合で一度も勝てていない中で、歴代最強の呼び声高いチームがドイツ相手にどんな試合をするのか注目されていた。
22日にはアルゼンチンに93-108で敗れたものの、世界ランク5位に善戦し、本大会に期待の持てる内容だっただけに期待が高まっている。最後の強化試合として25日にチュニジア戦(さいたまスーパーアリーナ)を予定。W杯1次リーグでは9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日に米国と対戦する。
(THE ANSWER編集部)