八村塁ら代表フィーバー、過去最多1万7000人超動員へ 800人行列の先頭“7時間”待ち
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は24日、31日開幕のW杯(中国)に向けた同22位・ドイツとの強化試合(午後3時試合開始・さいたまスーパーアリーナ)のメンバーを発表。
午後3時15分から世界ランク22位・ドイツと強化試合、5階席開放のバスケフィーバー
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は24日、31日開幕のW杯(中国)に向けた同22位・ドイツとの強化試合(午後3時試合開始・さいたまスーパーアリーナ)のメンバーを発表。米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受けたウィザーズ・八村塁、グリズリーズとツーウェー契約を結ぶ日本人2人目のNBAプレーヤー・渡邊雄太ら12人が名を連ねた。過去最強の呼び声高いチームの強化試合に多くのファンが集結している。
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炎天下の暑さに負けない熱狂ぶりだ。すでに1万7000枚以上のチケットが発券されるなど盛り上がりを見せている日本代表戦。正午開門のさいたまスーパーアリーナ入場口には、約800人のファンが長蛇の列を作っていた。
新潟から駆け付けた自由席券を持つ先頭の女性は「朝8時くらいからいました」と笑顔を見せた。午後3時15分の試合開始まで7時間以上も待つことになるが「八村選手を含め、皆さんの活躍を見に来ました。私は“アルビ推し”なんですけど」と、普段は新潟アルビレックスBBファン。今回の代表に同チーム所属の選手はいないものの、「昔はテレビでどのチャンネル探しても放送がなかった。凄いですね。W杯に出られるなんて」とチームの垣根を超えた空前のバスケフィーバーを喜んだ。
夏休みで家族連れの観客も多く、グッズ売り場も長蛇の列。22日のアルゼンチン戦は過去最多とされる1万6211人を集めたが、今回は5階席を開放してさらなる集客が見込まれる。サンダーのデニス・シュレーダーらNBA選手を擁するドイツに対し、日本はどんな試合をしてくれるのだろうか。
12日のニュージーランド戦では、11か月ぶりの国内凱旋試合となった八村が両軍最多の35得点を挙げるなど大暴れ。詰めかけた5612人のファンを沸かせ、チームは99-89で勝利を飾った。しかし、連勝を狙った14日は3ポイントシュートだけで39点を奪われるなど、87-104の大量失点で敗戦。22日のアルゼンチン戦は93-108で敗れたものの、世界ランク5位に善戦し、本大会に期待の持てる内容だった。
最後の強化試合として25日にチュニジア戦(さいたまスーパーアリーナ)を予定。W杯1次リーグでは9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日に米国と対戦する。
(THE ANSWER編集部)