ボルト棄権の原因は「寒すぎる招集所」 同僚が主催者に怒り「彼は冷え切っていた」
同僚もショック隠せず「ウサインには金メダルとともに引退して欲しかった」
リレーの決勝直前、選手たちは大会の運営上、40分間も体が冷える空間で待機を余儀なくされ、ボルト自身もレース前から主催者側の段取りに疑問の声を上げていたと告白。そして、これがボルトの故障を巻き起こしたと指摘している。
「我々はウォーミングアップをし続けて、待たされ続けたんだ。ウォーミングアップと待機。そして、我々は本物のレジェンド、真実のチャンピオンがレースを走り、あんな困難に直面することになったんだ」
第1走者のオマール・マクロードは「完全に失望している。僕は死力を尽くした。ウサインには金メダルとともに引退して欲しかったんだ。どんなメダルでも良かった。本当に心が折れた。信じられない。ショックで完全に受け止められないよ」と悲しみを吐露したという。
そして、「これはバカげている。我々は屋外で45分間も待たされ続けた。レース前に3つのメダル授与式を行われたと思う。体を温める続けるのに必死だったんだ。これはバカげている。本当に待たされ続けたんだ」と話したといい、マクロードも憤りが収まらなかったようだ。
レジェンドの花道を飾れなかったジャマイカチームは、やり場のない思いをぶつけていた。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer