桃田賢斗、現地で「モモタコール」受けV2へ好発進 「ホームのような雰囲気でできた」
連覇へ上々の出だし「一発勝負なので、最初からスピードを上げていった」
後ろを振り返る必要はない。2020年東京五輪の金メダルという大目標に向けて、前を見て進むのみだ。まずは、世界選手権の連覇が目標。上々の出だしを見せた桃田は「一発勝負なので、最初からスピードを上げていった。多分、強打を打っていかなくても勝つことはできたと思うけど、そうするとスピードの遅いプレーばかりになってしまう。攻めるところは攻める、つなぐところはつなぐプレーができたと思う。ネット前への踏み込みは、相手のヘアピンを高い位置で取れていたので良かったが、後ろに追いやる球が第2ゲームの後半に甘くなったので修正したい」と試合内容を振り返った。
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今大会は、前回準優勝の石宇奇(シー・ユーチ=中国)や、一昨年の王者ビクター・アクセルセン(デンマーク)が負傷で欠場。圧倒的な優勝候補と目されているが、対戦相手の標的になる戦いが続く中での連覇は容易ではない。しかし、試合会場について「天井の高さや、会場の暗さが似ている」と2連覇を飾ったダイハツヨネックスジャパンオープンを行った武蔵野の森総合スポーツプラザと似たような雰囲気を感じたと話した桃田の表情に不安は見られなかった。
翌20日の2回戦では、世界ランク87位のルイス・エンリケ・ペニャルベール(スペイン)と対戦する。一戦一戦、連覇への階段を上り続けるだけだ。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)