ズベレフだけじゃない ナダルの挑戦を打ち砕いた18歳神童、新世代の旗頭に急浮上
男子テニスのロジャーズ・カップは10日、シングルス3回戦で世界ランキング143位のデニス・シャポバロフ(カナダ)が同2位のラファエル・ナダル(スペイン)を3-6、6-4、7-6で下し、ベスト8に進出。「FOXスポーツ」オーストラリア版は「大番狂わせ」と評し、新たなヤングスター候補の活躍を報じた。
ロジャーズ・カップ3回戦、シャポバロフがナダルをフルセットの末に撃破
男子テニスのロジャーズ・カップは10日、シングルス3回戦で世界ランキング143位のデニス・シャポバロフ(カナダ)が同2位のラファエル・ナダル(スペイン)を3-6、6-4、7-6で下し、ベスト8に進出。「FOXスポーツ」オーストラリア版は「大番狂わせ」と評し、新たなヤングスター候補の活躍を報じた。
カナダが誇る18歳の神童が、大一番でまばゆいばかりの輝きを放った。
シャポバロフは第1セットを先取されたものの、必死にナダルに食らいつき、第2セットを奪取。一進一退の攻防を演じた最終セットもタイブレークを7-4で制し、ATPワールドツアーのマスターズ1000史上最年少で準々決勝に駒を進めた。
2時間46分に及ぶ死闘を終えた金髪の美青年は、割れんばかりのスタンディングオベーションの中、ガッツポーズをしながらコートに倒れ込んだ。ナダルと握手をかわした後、センターコートを埋め尽くした超満員の観衆に投げキッスを送ると、最後はハードコートにキスするパフォーマンスを見せた。
ナダルは今大会でベスト4以上であれば、2014年7月以来となる世界ランク1位へ返り咲くところだったが、シャポバロフが地元カナダで大番狂わせをやってのけた。