スピースが全米プロで神業 衝撃の「90度ターン付きパット」に反響「輝かしい一打」
海外男子ゴルフのメジャー今季最終戦、全米プロゴルフ選手権(クウェイルホローC)が10日に開幕した。初日から白熱の戦いが繰り広げられ、トービヨン・オルセン(デンマーク)とケビン・キスナー(米国)が4アンダーで1位発進となったが、ジョーダン・スピース(米国)が見せた驚異のラグパットをPGA公式ツイッターが動画付きで紹介。ファンの間では大きな話題となっている。
難解なフックラインを読み切り、放ったボールは驚きの軌道を描き…
海外男子ゴルフのメジャー今季最終戦、全米プロゴルフ選手権(クウェイルホローC)が10日に開幕した。初日から白熱の戦いが繰り広げられ、トービヨン・オルセン(デンマーク)とケビン・キスナー(米国)が4アンダーで1位発進となったが、ジョーダン・スピース(米国)が見せた驚異のラグパットをPGA公式ツイッターが動画付きで紹介。ファンの間では大きな話題となっている。
史上最年少でのグランドスラムを目指すスピースがプレーで魅せた。
12番パー4。2打目をピンから71フィート(約22メートル)のグリーン端につけた。パーオンしたとはいえ、これがグリーン中央から急激に下る難解なフックライン。打ち間違えば大きくオーバーし、一転して3パットの可能性も生まれる状況となった。
スピースはリスクを避けてカップに寄せるラグパットを選択したが、誰よりも正確にラインを読み切った。
肩越しにピンを見据え、真正面に打ち出されたボールは、15メートルほど転がると傾斜の下りに入り、急速に左方向へ軌道が変わった。コロコロと勢いを増しながら、カップの方向に向かって転がっていくと、ギャラリーもざわめき立った。
ボールは約20センチを残して止まり、バーディーとはならなかったが、魔法をかけられたような軌道を描く衝撃の一打にギャラリーからは大きな拍手が送られた。
信じられない軌道を描いたパットに大会公式ツイッターもラウンド中に「長きにわたり見てきた中で最高のラグパット」と速報。動画付きで紹介し、ファンから次々と驚嘆の声が上がっている。