なぜ、彼は無人のゴールへ蹴ったのか 笑撃の“ノータッチ弾”が海外サッカーで誕生
海外サッカーで世にも奇妙な珍ゴールが飛び出し、世界に笑撃を呼んでいる。キックオフから自陣でボールを回していたが、DFからGKへのバックパスの呼吸が合わず、オウンゴールに。開始わずか14秒で得点チームが一度もボールを触らず、先制ゴールが生まれるという事態となった。トルコメディア「bahisanaliz」が“笑撃の14秒”を公式ツイッターで動画付きで紹介し、反響を呼んでいる。
エストニアのカップ戦、DFのバックパスが開始14秒でオウンゴールの珍事が誕生
海外サッカーで世にも奇妙な珍ゴールが飛び出し、世界に笑撃を呼んでいる。キックオフから自陣でボールを回していたが、DFからGKへのバックパスの呼吸が合わず、オウンゴールに。開始わずか14秒で得点チームが一度もボールを触らず、先制ゴールが生まれるという事態となった。トルコメディア「bahisanaliz」が“笑撃の14秒”を公式ツイッターで動画付きで紹介し、反響を呼んでいる。
なぜ、彼は無人の自陣ゴールへ蹴ってしまったのか。珍ゴールが生まれたのはエストニアのカップ戦、レバディア―パイデだ。
パイデのキックオフで試合が始まると、中盤から左サイド、中盤と相手FWのプレッシャーを避けるようにディフェンスラインでボールを回した。そして、4タッチ目でいったんGKへ。相手FWがペナルティエリア内まで迫ると、ダイレクトの左サイドのDFへ。これを再び相手FWが追いかけ、またもGKへバックパスした次の瞬間だった。
GKはボールを持ったDFをフォローしようと、ゴール前を空け、左サイドに寄っていた。しかし、確認不足だったDFは無人のゴール中央の定位置に向かって蹴ってしまった。20メートルほどの距離はあったが、パスの勢いは強い。手でキャッチングできないGKは懸命に追いかけ、スライディングしたがわずかに間に合わず、ゴールネットへ。
なんと開始わずか14秒でオウンゴールを喫する事態となってしまった。呼吸が合わなかったのが問題だが、DFがGKの位置を確認せずに戻してしまったことも失態となった。GKはボールを拾い、悔しげに前線へ蹴り返した。
一方、一度もボールを触らず、先制ゴールを奪った形となったレバディアの選手たちは両手を挙げ、喜んだものの、どこか控えめな様子だった。
ノータッチ先制ゴールで勢いに乗ったのか、試合はレバディアが3-1で勝利。敗れたパイデにとってはなんとも後味の悪い“笑撃の14秒”となってしまった。