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孫楊世界水泳出場に不満 表彰台拒否選手、豪テレビで激白「規則をすり抜けられる」

同僚の陽性反応に「残念」も、抗議の姿勢は一貫「何も変わらない」

 抗議をきっかけに中国、豪州の両国メディアなどが互いを非難し合ってきた。しかし、同紙によると、ホートンは自身と孫楊との確執は個人的な敵意によるものではないと強調。「自分が彼の行いをすることはない。多くのアスリートもそうだと思う。最も不満なことは、このシステムでは規則をすり抜けられるということ」とした。孫楊が他の選手と異なる扱いを受けているかについては「みんなそれぞれの結論に達するだろう」と話すにとどめている。

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 大会終盤となった27日には、女子400メートル自由形リレーの世界記録を持つ豪州代表のシェイナ・ジャックがドーピング検査で陽性反応を示し、世界水泳を欠場していたことを豪州水泳連盟が発表した。同連盟によると、ジャックは6月26日の検査で陽性反応を示し、暫定的な出場停止処分を科された。17年世界水泳では、同種目銀メダルに貢献するなど有力選手だった。

 ドーピング疑惑の孫楊を非難していたホートンにとって、母国から薬物違反の疑いを掛けられる選手が出たことに「残念だ。本当に辛かった。その時は、誰も何を思えばよいのか分からなかった」と振り返り、「彼女が大丈夫か確かめたい。調査が行われている最中だ。だから、彼女がやったのかは分からない」と同僚を心配。現在、禁止薬物を故意に摂取したことを否定しているジャックは、潔白証明に奔走している。

 ただし、豪州連盟は世界水泳前の日本で行われていた合宿中に検査結果が出たジャックを欠場させ、母国に帰す措置を取った。これについて、正しい判断だったとホートンは言う。

「オーストラリアのシステムを信頼することができた。オーストラリア人はクリーンなスポーツを求める。我々のアスリートは避けることはできない。だから、我々は世界に問うことができる」

 中国とは異なる措置を取った母国の連盟に胸を張ったホートン。記事では「マック・ホートンは、FINA世界水泳での中国の孫楊に対するアンチドーピングの姿勢を一貫するだろうと語った。シェイナ・ジャック陽性のニュースが出たとしてもだ」としている。

 たとえジャックのニュースが大会前に発表されていたとしても、ホートンは「何も変わらない」と同様に抗議行動を起こしていたと話している。世界中に波紋を呼んだ抗議シーン。当事者のアスリートには一貫した主張があったようだ。

(THE ANSWER編集部)

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