「錦織の気持ち痛いほどわかる」 モンフィス、リオ五輪の雪辱で雄たけび爆発
勝利の瞬間、雄たけび爆発…リオ五輪は逆転負け「昨年のリベンジができてうれしい」
第1セットを落として後がなくなった第2セットでは、2-5から5ゲームを連取。最終セットも3-5とされてからタイブレークに持ち込んだ。最終セットのタイブレークでも、2-6から錦織のミスに乗じて一気にギアを上げた。相手の隙を見逃さず、フランス語圏のモントリオールの観客の大歓声を背に大逆転劇は完成した。
「序盤は相手が上回ったが、第2セット2-5からプレーの質を上げられた。勝利には勇気と、たくさんの運が必要だった」。勝利の瞬間、大きな雄たけびを上げて喜びを爆発させた。
昨年のリオデジャネイロ五輪の準々決勝では、最終セットのタイブレークで6-2とリードしてから逆転負けを喫し、ベスト4を逃していた。
約1年後に見事な雪辱を果たしたモンフィスは「昨年のリベンジができて嬉しい。昨年のマイアミ(オープン)でも5度のマッチポイントを逃して負けていた。今日は自分の方にいい流れが来てくれた。彼の気持ちは痛いほど分かるよ」。宿敵から最高の形で初勝利をもぎとり、満面の笑みを浮かべた。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer