錦織に激闘の末敗れたヤングが差別発言被害 ショックの波紋は世界に拡大
テニスファンはヤングを支持「あなたは偉大なプレーを続けていた」
しかし、ヤングもこの侮辱に屈しなかった。
このメッセージの主に対して、「転倒を心配してくれてありがとう。このツイートを書いている暇があったら、いくらぐらい稼げたかな?」と毅然と返信している。
テニスファンも中傷を受けたヤングを支持した。
「これはひどい。あなたは偉大なプレーを続けていた。このまま頑張って、嫉妬深い嫌悪者を無視してください」
「あなたの時間と大切なエネルギーを無駄しないでください。コンピューターのスクリーンの陰から品格ゼロで無知な人間に対して」
「無視しましょう。彼女にはフォロワーが2人しかいない。ドナルドにはあなたのテニスを見ることを愛し、活躍を願う何千ものファンがいるのです」
「あなたに向けられた人種差別者のくだらない戯言は残念です。あなたの試合を生で見られれば良かった。素晴らしいプレーでした」
ヤングに対する人種差別は米国外にも波紋を広げている。
英紙「メトロ」は「アメリカのテニススター、ドナルド・ヤングはワシントンでのシティ・オープンで敗北後、ショッキングな人種差別に苦しむ」と特集している。
記事では「ヤングは錦織をギリギリまで追い詰めた」と戦いぶりを評価しつつ、ツイッターでの中傷について「試合後のヤングにはソーシャルメディア上の不愉快な人種差別の標的となった」と伝えている。