バスケ男子代表、ラマス新体制初勝利 富樫勇樹、比江島慎のガードコンビが躍動
「各ピリオドで17点以下に抑えられた」、ラマスHCは守備に手応え
後半に入ると、富樫と比江島のガードコンビが爆発。鋭いドライブで果敢にゴールにアタックし、効果的に3点シュートにも成功。第4ピリオドにはミスが続くウルグアイを尻目に、張本天傑、古川孝敏も得点を重ね、72-57で勝利した。
チームに合流して2週間足らずのラマスHCは、第1戦の敗戦を受け、選手に「2、3か所修正を伝えた」という。試合の感想を求められると、「各ピリオドで(ウルグアイを)17点以下に抑えられた。オフェンスもハーフタイム後に連係が上手くいったのが今回の勝利の要因」と攻守のパフォーマンスの向上を称えた。
16得点を挙げ、第2戦のMIP(最も印象に残るプレーをした選手)に選出された比江島も、「今回の強化試合はラマスコーチのやりたいバスケを表現するのが目的。今日はコーチが求めることが少しはできた」と手応えをのぞかせている。
「この2試合でヒントは見つけた。選手の姿勢と理解力は、日本のスタイルを探すうえで重要なファクター。ペイント内を攻めないといけないし、スペーシングの使い方も修正が必要です。まだまだ先は長いです」
ラマスコーチはそう記者会見を締めくくった。
日本代表は31日から8月5日までスペイン遠征を行い、8日からレバノンで「FIBAアジアカップ2017」を戦う。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer