イチロー超遅球打ち、米解説絶賛の理由は…足? “ハッピーフィート打法”に脚光
希代の安打製造機がプライドかけた左前打、解説者「イチローの笑顔を見てください」
イチローは打席で苦笑いを隠し切れない。かつてドジャースで新人王を獲得した解説者のトッド・ホランズワースは「2ストライクです。ニコラスは僕が殿堂入り選手を三振に抑えられるかもと思っているかもしれませんね」と悪ノリ。実況も「イチローは苦しんでいますね。打者の世界で56マイルのボールなんて存在しませんからね」とうれしそうに続けた。
そして、ニコラスは4球目に45マイル(72キロ)の“超遅球”を投じた。しかし、イチローはタイミングを合わせ、レフト前にヒットを放った。
実況は「イチローはレフトにライナーでヒットです。イーファス(超スローボール)だ」と爆笑しながら絶叫。ホランズワース氏も前代未聞の対決に大笑いだった。
「イチローの目を見てください。時速45マイルですよ。見てください。彼はバッターボックスから一度走り出そうとしたのです! ハッピーフィートを見てください。これはいい! これは最高だ! 絶対に三振はできない、そんなことは絶対に起こさない、という感じのバッティングでしたね。ライナーを見るイチローの笑顔を見てくださいよ」