まばたき厳禁 テニスの仰天「42本の超ロングラリー」を見よ ファン「リプレー必須」
男子テニスのドイツ選手権で「42本の超ロングラリー」が飛び出した。互いにノーミスショットを連発して一歩も譲らず、最後はスーパーショットで決着。ATP公式中継サイト「テニスTV」は57秒に及んだ激闘を「年間ワン・オブ・ザ・ポイント」として公式ツイッターで動画付きで紹介し、ファンは「リプレー必須」「観客から退屈を奪っていく」と絶賛している。
ドイツ選手権で57秒に及ぶ衝撃ラリーが誕生…ファン絶賛「観客の退屈を奪っていく」
男子テニスのドイツ選手権で「42本の超ロングラリー」が飛び出した。互いにノーミスショットを連発して一歩も譲らず、最後はスーパーショットで決着。ATP公式中継サイト「テニスTV」は57秒に及んだ激闘を「年間ワン・オブ・ザ・ポイント」として公式ツイッターで動画付きで紹介し、ファンは「リプレー必須」「観客から退屈を奪っていく」と絶賛している。
だから、テニスは面白い。そう思いたくなるような、白熱のロングラリーが飛び出したのは2回戦のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)―セドリクマルセル・シュテベ(ドイツ)戦だった。
シュテベが1-0とリードした第2セット、ゲームカウント3-4で迎えた第8ゲーム。シュテベのサービスから死闘は始まった。サウスポーから繰り出した強烈なサーブをシュワルツマンがレシーブすると、シュテベは自陣サイドからバックハンドでクロスに放ち、シュワルツマンが打ち返す展開に。ラリーが10本を超えると、ストレートも交え、互いに左右に振り始めたが、それでもノーミスのショットを繰り出し、譲らない。
20本、30本……。いったい、いつまでラリーは続くのか。固唾をのんで顔を左右に振り、戦況を見守る観衆。状況が変わったのは、38本目からだった。シュワルツマンはショットで左右に振りながらネット際に前進。勝負を決めにかかった。しかし、シュテベは41本目に自陣右サイドからストレートに渾身のレシーブを放った。ネット際中央に出てきたシュワルツマンにとって、返せるか微妙なライン。そう思った次の瞬間だった。
170センチの小さな体を懸命にラケットを伸ばして当て、クロスに返したボールはネットをギリギリ越えた。これにはベースライン後方に位置していたシュテベも反応することはできず、ついに42本目に及んだラリーに終止符が打たれた。