山口茜、世界5位撃破で準決勝へ スピード持続が勝因「攻撃の機会が増えてきている」
東京五輪の会場で、決勝では奥原との日本人対決の可能性も
山口は、前週のインドネシアオープンで、スピードを持続させることで攻撃の展開を多く作れる感触をつかんだという。「ゲームの中盤とか後半、きつくなってきたときにスピードを上げていると、攻撃の機会が増えてきていると感じた。インドネシアの準々決勝くらいから。できなくなるときもあるかなとは思うけど……」とまだ感覚を確かめている段階だが、光明を見出している。
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会場は、2020年東京五輪が行われる武蔵野の森総合スポーツプラザ。土曜日になって観客も増えて、後押しムードの中で戦えた。1年後のイメージを聞かれた山口は「1ゲームの苦しいときに、応援が力になった。東京五輪でも、お客さんがたくさん入ると思うし、もしも出場で来たら、その声援の中でプレーできることは、幸せなこと」と五輪への連続出場と、そこでの躍進に思いを馳せた。
なお、前回準優勝の奥原希望(太陽ホールディングス)も、2-1(16-21、21-16、21-19)でニッチャオン・ジンダポル(タイ)を破って勝ち上がった。翌27日の準決勝で、山口がチェン・ユーフェイ(中国)に、奥原がミシェル・リー(カナダ)に、ともに勝てば決勝戦で日本勢対決が実現する。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)