山口茜、世界5位撃破で準決勝へ スピード持続が勝因「攻撃の機会が増えてきている」
新たな活路を見出した。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は26日に各種目の準々決勝を行い、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)は、2-0で世界ランク5位のP.V.シンドゥ(インド)を破り、準決勝進出を決めた。
ジャパンオープン準々決勝、強敵シンドゥをストレートで下す
新たな活路を見出した。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は26日に各種目の準々決勝を行い、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)は、2-0で世界ランク5位のP.V.シンドゥ(インド)を破り、準決勝進出を決めた。
両者は、前週のインドネシアオープンでも対戦。山口が決勝戦で勝利してから、わずか5日での再戦だ。シンドゥは、179センチの長身を誇り、長い腕を生かした守備と、高い打点から打ち下ろす攻撃が持ち味。2016年のリオデジャネイロ五輪と、続く17、18年の世界選手権で銀メダルを獲得している正真正銘のトッププレーヤーだ。過去5勝10敗と負け越している山口にとって、連勝は容易ではなかったが、ストレートで押し切ってみせた。
ともに連戦で疲労が溜まる中、第1ゲームの攻防が勝敗を大きく左右した。山口は、第1ゲームの序盤で5点差を追う展開になったが、中盤以降に追撃。14オールで追いつき、相手を引き離した。山口は「リードされて少し不安になった。でも、序盤から互いにスピードを上げていて、中盤はきつかったけど、我慢してスピードを上げたままプレーして第1ゲームを取り切れたのが大きかった」と手ごたえを語った。
1ゲーム目の逆転が響いたことは、敗者も認めた。シンドゥは「本来なら1ゲームくらいは取れたと思うけど、最初のリードを守り切れなかったのが、大きかった。彼女は、いつもどおり技術が高く、我慢強いラリーをしてきた。先週からは少し戦い方を変えてうまくいったところもあったけど、ミスが出てしまった」と敗戦を振り返った。