桃田賢斗、連覇へ快勝 8強で昨年2連敗した天敵との対戦へ「今後、トップを争う相手」
次戦の相手は世界ランク8位のスピードのある難敵「自分はまだ遅い」
その後は桃田が4連勝をしているが、2回はファイナルゲームにもつれており、厄介な相手であることは間違いない。桃田は「彼は、ライバル。(スピーディーなプレーを見せる)彼がいるから、自分はまだ遅い、スピードを上げなければいけないと感じられる。今後、世代交代していく中で、トップを争う選手になると思う」と警戒心を示した。
序盤からスピードを生かすギンティンに対し、桃田はレシーブ主体のゲームメイクから反撃を狙うことになるだろう。桃田は「明日の対戦でも(攻撃的なショットを)打たれるとは思うけど、低い位置ではなく、なるべく高い位置で球を取りたい。そうすれば、スマッシュも返せると思う」と防戦一方となる展開を避けるイメージを語った。
スピードのあるアタックを仕掛けるギンティンと、世界最高峰のレシーブコントロールを見せる桃田の攻防は、見応えのある試合になりそうだ。桃田は「観客の方々に、少しでも楽しんでもらえるようなプレーをできればいい」と自信を示した。まだまだ、立ち止まるわけにはいかない。連覇という目的を果たすため、天敵退治に臨む。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)