世界1位返り咲きのフクヒロ 2週連続Vに向けて初戦完勝「もう気持ちを切り替えて」
五輪はちょうど1年後に開幕も「レースも始まったばかり」
今大会を含め年間5大会のスーパー750も次ランクで高い世界ランクポイントが設定されている。2週連続優勝を飾れば、来年4月末の世界ランクで決まる東京五輪の出場権獲得に向け、一歩リードできる。なにしろ、同種目は、日本勢の3強がいずれも世界トップランクで争う中、東京五輪には同国最大2枠という制限があるため、出場権争いが激しい。早めに抜け出すことができるに越したことはない。1年後の同じ日には五輪の開幕式が行われる。
しかし、廣田は「五輪はまだ漠然としている。近付いて来ているとは感じるが、レースも始まったばかり。目の前の一試合一試合を一生懸命やろうと2人で話したので、まずはそこをしっかりやりたい」と先を見ず、一戦必勝の姿勢を強調。福島も「(五輪は)この体育館でできる、良いイメージをしながら臨みたいけど、五輪でのメダルは最終目標。まず、ジャパンオープンを一戦一戦という気持ちで戦いたい」と今大会に集中する構えを示した。
翌25日の2回戦では、タイもしくはフランスのペアと対戦する。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)